広島市を訪問中の天皇、皇后両陛下は20日午前、2014年8月に発生した広島土砂災害の被災地、広島市安佐南区八木地区を訪れ、土石流を防ぐために整備された「小原山砂防堰堤(えんてい)」を視察した。両陛下は犠牲者を悼み、そろって計2回黙礼した。
広島土砂災害では災害関連死3人を含む77人が犠牲になり、八木地区では53人が亡くなった。天皇陛下は説明者に「本当に大きな被害だったんですね」と話したという。
発生4カ月後の同年12月には、当時の天皇、皇后両陛下(上皇ご夫妻)が八木地区を訪れ、被災者を見舞った。15年4月には秋篠宮さまもこの地区を見舞っていた。